先週のMOVIDA SCHOOLはアトランティス創業者の木村さんでした。
創業にまつわるストーリーから、経営に注力することとはどう言ったことか?、ビジネスを選ぶ上でのポイントは?、日々の運営でやるべき事etc.を話して頂きました。

創業前〜創業期

物理学科だったのだが、大学院に進学せず(確か2人だけ?)、新卒ではドリームインキュベーターに就職。2年間ベンチャー投資などを経験した。
次にシリウステクノロジーズに取締役として1年、AdLocalの立ち上げ、フルスピードへの出資、モバイルSEOの立ち上げなど。
シリウスの後は1年くらい海外に旅に出たりなどの充電期間を経て、アトランティスを創業。
当初はPCのSEOを個人的にやっていて、インターネット広告会社から受託した案件で月間300万円程度の利益が出ていた。
人を雇う収入が出来てきたので本格的に自社事業を開始。
資金調達はエクイティファイナンスで最初は個人投資家、その後VCと事業会社から投資してもらった。
当時の社内は開発チームが中心かつ、自分に営業の経験がなかったので、出資してもらった事業会社に営業チームをまるごと出向で来てもらっていた。
この時の取り組みは出向してもらっている営業チームの人件費をアトランティスで持つ形にしていて、出資してもらった分をそのまま返すような形になったが、まるごとチームとして取り込んで、その費用もアトランティスで持ったことにより、営業チームが結果を出すことにコミットしてくれた。
営業チームのやり方にも口を出さず、彼らのやり方をそのまま受け入れるようにしていたが、朝礼・昼礼・夕礼と一生懸命に営業してくる姿を開発チームも見ていることにより営業が持ってくるフィードバックに対しても真剣に応えるようになり、売れるものとしてプロダクトが大幅に進化し、スピードも挙がった。

ピボット

PCの広告アドネットワークでそこそこ上手く行き始めていたが、爆発的な伸びではなかった。
大きく伸びるところを目指すべきと考え、当時一気にブームになっていたグルーポンレースに参入したが失敗。
次のピボットとしてスマホのアドネットワークへの参入を考えたが、グルーポン系サービスの失敗で組織内で信頼を失っており営業チームからも開発チームからも当初は反対された。
しかし、PCのアドネットワークのログからスマホのアクセスがかなりあったを確認し、代理店に売れるかどうかをヒアリングしたところポジティブな反応を得られたことから社内説得も出来、ちょうどスマホが伸びる前で大きなチャンスがあると信じてピボットした。
その当時、ソーシャルゲームやスマホのアプリ、アドテクなど実は様々な選択肢があったが、それまでに自分たちがやっていた事業に親和性があり、且つ、どれくらいの時間軸で立ち上がってくるかで言うとスマホのアドネットワークだった。
スマホのアドネットワーク市場は他にほとんどいない状況で、成長市場を上手く選択、且つ、競争相手ができるだけないところで戦ったほうことで成長できたと思う。
その後、GREEからの買収提案を受け買収されることとなったが、当時はGREEもベンチャーらしく急成長を目指した雰囲気があり、更に成長ができるのでは内科と考えて受け入れたもの。
結果として成長している会社に買収されることでスマホのアドネットワークとしても急成長することができ、社員も辞めなかったので良い経営判断だったと思う。

学んだこと

20代はすごい勢いでやっていて、自分の腕力だけでやっていた。
経営のことは無視していて、個人の力でやっていたところがあった。
しかし、30代になって経営に注力するようになって急成長することができた。
経営に集中するというのはビジョンを作り、それと連動する行動規範や目標設定を作って組織として動けるようにしていくということ。
最初は綺麗事だと思っていたが、組織が大きくなり始めると、そういったものをきちんと設定して連動させておくことが大事だと気付いた。
ビジョンを作るのは、方向性を合わせて、同じ方向に向かってプロダクトを作るためだと思う。
最後にこれで行くぞ!って決めるのは経営者の仕事なのだけど、みんなでビジョンを作るというプロセスも大事でそれがあるからこそ、同じ方向に向かっていけるのだと思う。

「会社は社会の公器」であるので、個人の自己実現だけだと上手くいかず、社会に受け入れらるものを作らないといけないと思う。
これはビジョンを作る上で忘れてはいけないポイントである。
結局、個人の成果を達成することだけを目的にしても社会に受け入れられない。

ビジョン・ミッションも大事だが、KPIはきちんと追ったほうがいい。
自分が経験した中で言うと、出資してくれていた事業会社とGREEはきちん追っかけていた。
設定したKPIを達成することだけに集中することによって成長できるというのがある。
ただし、KPIだけを追いかけていると本質を忘れてしまうことがあるので注意する必要がある。

ビジネス選定のアドバイス

マーケットに誰よりも早く参入することが大事である。
とあるイベントで元CAの西條さんが2番目で良いという発言を同じパネルでしていたが、それは採用力やマネジメント力があるからこそ出来ることであると思う。
そんなモノがないスタートアップの場合はもちろん無理!
大きな可能性のあるマーケットが出てくるチャンスは数少ない。
過去の事例を見ても、先行者が勝ち残っていると思う。
そうしたチャンスを見つけるためには、常に新しいものを積極的に自分で試すことが大事で、来るか来ないかの見極めが当たるようになってくる。

日々の運営のアドバイス

  1. 朝必ず会社に来ましょう
  2. よくネット系でゆるふわで、いつ来てもOKというのをありにしている会社もあるが、それで成功した会社は殆ど無いと思う。
    あったとしても、変化に対応できずに淘汰されていく。
    社長は誰よりも早く来て、その日に皆が何をやるかを把握しておくべきだ。

  3. KPIを設定しよう、朝会をやろう
  4. 毎日KPIは測定して朝会で共有するようにする。
    月初に必ず目標、予算の設定をして、必ず必達する意識をつけるべき。
    朝会で、その日にやることを個別に共有してもらおう。
    KPIは壁に貼ったりで見える化をしよう。

  5. 目標設定は達成できるレベルで設定しよう
  6. 目標管理は、継続するためのものであって目標を達成するためのものでもないと思う。
    イチローや石川遼は天才だが、努力の天才で、目標設定とそのブレークダウンが子供の時からできている。
    経営は努力を継続する為のサポートをしてやる必要がある。
    小さな努力を日々積み重ねていって、大きな成果を作る。
    大きな目標は大事だが、あくまでも長期的目標としたほうがいい。
    短期的目標は日々必ず達成できるレベルにして、行動数値の目標にする。
    行動数値とKPIが結びついてないと、「頑張れよ!」と言ってるだけになる。
    短期目標の積み上げを行なって、3ヶ月後〜半年の中期目標を達成していくと楽しくなってくるし、継続した実感が湧いてくる。
    そういう実感を蓄積していったチームが強いチームになっていく。



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