先週のMOVIDA SCHOOLはGCLOUD創業者で代表取締役の渡部さんでした。
GCLOUDが運営するRainbowAppsではiPhone・Androidアプリ開発の教育プログラムを提供していて、受講者実績は3000名をもうすぐ突破するところだそうです。
最初の起業後に買収されてソフトバンクにいたころは孫社長のプレゼン作成を担当もしていたという連続起業家の渡部さんにはテクノロジーとライフスタイルをテーマにお話いただきました。

自己紹介

最初に起業したのは後にインターネットバブルと言われていた時代。
プロトタイプすらなかったのに、あっという間に4億円ものお金を出資してもらった。
当然上手くいくはずもなく、ソフトバンクBBに吸収されて、組織の中で新規事業を起ち上げることになった。

2003年くらいで、Googleがちょうど上場するくらいのころであったが、検索事業に取り組んでいて、動画検索エンジンなどやっていた。
その後、本格的に事業化をしようということで2006年にソフトバンク100%資本の子会社としてSoftbank Roboを起ち上げ。
この会社はその後、SBIと検索技術の会社であるFast Technologyの資本金15億円のJ/Vに衣替えをしたが、リーマンショックの後にR&D投資ができなくなり撤退。

授業料20億円くらい払っているが(笑)、この経験を活かして、今はRainbowAppsという事業をやるGCLOUDを2度目のスタートアップとして起ち上げている。

テクノロジーによってライフスタイルが変化する

マーク・アンドリーセンが「ソフトウェアが世界を飲み込んでいっている理由」という話がある。
具体的にソフトウェアによってどんなところが変化していっているかというと、例えば郵便はE-mail、電話はSkype、人間関係はFacebookやLinkedIn、お金もPayPalに置き換わってきている。
どんどんソフトウェアになってきている。

これから更にソフトウェアによって世界が変わっていくことになるが、それはどういうことかを歴史を振り返ってみよう。
具体的には自動車と電気によって世界がどう変わったのか?

自動車の場合はまずは馬車がT型フォードにテクノロジーの変化により出てきて、更にはプリウスといったハイブリッドカーに進化していった。
しかし、目を向けるべきはテクノロジーの変化としてT型フォードからプリウスになったことではなく、もっと大きな社会の変化である。
自動車社会になることによって社会インフラにも大きな変化が起こり、それによってライフスタイルが大きく変化した。
例えばMcDonaldやWalmart、UPSといった産業は自動車社会にならなければ生まれなかった産業と言える。

もう一つの事例で言うと電気がある。
電気が産まれたことにより生活の中にある営みが電化されていき、洗濯機や冷蔵庫、テレビといった家電が生まれていった。
これによって日本には家電産業が産まれ製造業として雇用を生み出し20世紀の日本の高度成長を支えた。

要するに過去自動車や電気によって社会が大きく変化したことと同じことがソフトウェアによって起こっていると理解すべきである。
ソフトウェアによって飲み込まれた事例として写真。
写真は以前は焼き増ししていたけど、全くそんな事しなくて今はInstagramやFacebookで共有するだけになってしまい、実際に印刷することは少なくなった。
今まで人がいたところに人が必要なくなっていくというのも顕著。

例えばパズドラとマクドナルドの比較。
月間売上100億円突破したパズドラでは開発から運用まで10数人。
一方でマクドナルドで同じ売上にしようとすると2000店舗、6万人必要になるが、このような変化を起こしているのもソフトウェアの力。

1964年より前に産まれた人を相手にするな!

SUN創業者の50年代生まれのアンディ・ベクトルシャイムが70年代生まれのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという2人を支援したことによりGoogleが生まれ、60年代生まれのPayPalのピーター・ティエルが80年代生まれのマーク・ザッカーバーグを支援してFacebookが誕生している。
現在は70年代生まれのNetscapeのマーク・アンドリーセンが様々な新しい企業を支援している。
1965年以降でもすでに50年分の人がいる。

これからのライフスタイルを経験できるのはこの50年に生まれてきた人であり、もはや1964年より前に産まれた人を相手にしても意味が無いと思う。
自分の娘は2歳半のときからMacを華麗に使いこなしている。
教えても使いこなせない層に無理やり合わせなくても良いと思う。
これからの時代を生きていく人向けにサービスをつくらないといけない。

最初から自動車があった時代に生まれてきた人、最初から電気があった生まれてきた人が当たり前に自動車や電気を使いこなしたように、今から生まれてくる世代の子供たちは最初からインターネットがある時代に生まれてくるほんとうの意味でのデジタルネイティブであり、彼らのライフスタイルのためのサービスを考えるべきだ。

リスクについて

リスクとは山登りみたいなもの。
山を登ったこともないのにいきなり富士山を登ろうとしないだろうし、富士山を登ったら、それより高い山を目指すように、リスクの取り方も変わってくる
登れる山を決めるというのは。すなわちリスク管理するということに他ならない。
事業をやるときには今自分が持っているものを使って、どの山ならいけるか、ある程度想像できるところから始めるべき。
ベンチャーやるからには高い山を目指すべきだが、引き返す勇気を持っておくことも大事。

作業と仕事は違う

作業と仕事は全く違うものであることを理解すべきである。
作業というのは期限内に効率よく終わらせることであり、仕事というのは予期せぬ問題に対処し解決することである。
つまり作業はソフトウェアにやらせるが可能なものであり、出来る限りソフトウェアに置き換えられるべきもので、人間がやるべきこと仕事であるということ。
労働集約的なものはどんどんソフトウェアに代替されるが、人間がやるべきことは代替できないところになっていく。

時代にマッチしたアイデアを生むためには?

ライフスタイルがテクノロジーによって、どう変わってきたのか?
二世代くらい前の状態から現在までを振り返るところから未来予測をするときは始めてのがみるよい。
新しいアイデアというのは、そこからこれからのショッピングや旅行はどう変わるかを予測するところから生まれる。


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