先週のMOVIDA SCHOOLはマガシークの広報担当である田尻さんでした。
田尻さんは前職のグリーで創業期から成長期に入る段階にJOINして広報機能を立ち上げ、IPOから一部上場にいたるまでベンチャー企業の様々なステージにおける広報を経験しています。
スタートアップ向けの広報・PRについてのお話をしていただきました。

広報と広告の違いとは?

最終的な目的は同じであるが、広告が費用をかけて行い、内容についてもコントロールできるものに対して、広報というものはお金をかけずにメディアに働きかけることによって露出を狙うもの。
メディアの委ねるため、内容をコントロールすることは出来ないが、信頼性は高く、広告よりも印象度がよくなることもある。

会社のステージで広報のやり方は変わる。

設立直後の創業期ではまだプロダクト・サービスも単一でそれほど広報するような内容もないことが多くこのタイミングではむしろプロダクト・サービスの開発に集中したほうがいいだろう。
社員数も10人を超え、売上も1億円が見えてきたあたりから、プロダクトやサービスの認知度向上が必要になり広報の必要性も増してくる。
このくらいのタイミングで広報専任者を採用する会社もある。
売上が急拡大して上場も見えてくるようになってくると、広報についてもプロダクトやサービスに関するものだけでなく、採用であったり投資家向けであったり、経営の様々な活動に広がってくる。
上場企業であっても広報担当を置いてない会社はあるが、経営者自信が広報マインドをもって創業期から広報活動を行っていることが大事。

ブランドイメージ

ブランドイメージというのは構築するのに時間がかかるもの。
ターゲットとする人にどういうメディアでどう伝わるかということを積み上げていく必要がある。
社内においても自分たちのブランドがどういうものを目指しているかということを早期から共有しているのが大事で、組織が大きくなってくるとその浸透にも時間がかかるし、社員の行動によっても世の中に伝えることができるので、ゴールイメージを共有しておくことが効果的。

人数が少なくても広報担当は決めたほうがよい

人数が少ないであっても、広報の窓口は一本化した方がいい。
例えば取材をうけたときの関係性を継続させたり、広報に関連する問い合わせがあったときにバラバラに応えることにならないようにしたりすることが大事だから。
一番いいのは経営者自身がやること。

ターゲットを絞ること

最初は化粧品会社で広報をやっていたときは日経新聞に掲載することが一番だったが、グリーに移ったらCNETやITメディアの載るほうが重要だった。
対象としているユーザーが異なるので掲載されるべきメディアは異なってくる。
料理と同じで自社のプロダクト・サービスを素材に食べて欲しいターゲットとなる人の好みを創造して作ることになる。
ターゲットを絞り込んで、伝えたい内容を決めれば決めるほど刺さる内容になっていく。
ストーリを作っていくことも大事で、例えば世の中で話題になっているキーワードを使うことで取り上げられやすくなる。

ユーザーを獲得したいのか、クライアント獲得の営業目的なのか、あるいは人材獲得をしたいのか、目的によってやることは変わってくるので広報の目的は明確にしておくこと。

PRの方法

PRの手段にはプレスリリース、取材誘致、メディアキャラバン、ソーシャルメディア運用、コーポレートサイトなどがある。
まずやるべきはメディアリストの整備で、プレスリリースを投げたり、取材誘致したりするときのアタックリストを作っておくことで、普段からコミュニケーションをとって記者とのリレーションを作ることは常日頃からやるようにしてほしい。
自分たちに関連のある記事のクレジットからコンタクトをとって、記者がどんなことに興味を持っているのか調査しておくのもよい。

プレスリリースの基本

大原則は5W1Hを抑えておくことで、それら要素が入っていないと記者が記事にすることができない。
不足情報をわざわざ問い合わせするという手間がかかると記事を書かなくなってしまう。
エレベーターピッチと同じで、一言で分かりやすい説明があり、論理的に構成されているべき。

プレスリリースを書くコツ

一つ目はタイトル、リード文、本文は3つくらいのブロックに分解して考える。
まだ揃ってない情報があったとしても、書けるところから書き始めることができ、足りていない・決まっていないところも明らかになるので、その部分を関係者に確認する作業に落として効率化出来る。

二つ目は同じような発表のプレスリリースを探してみる。
決して本文の中身を真似るわけではなく、どういう内容をポイントに置くことでメディア露出が高まったのかなどを研究して参考にする。

名文である必要はないがタイトルで伝わるようにしておくが大事で、メールで送る時もプレスリリースのタイトルと併せておく。
注意しておくのはPDFの添付ファイルだと開いてもらえない可能性があるので、メールにベタ張りのほうがいい。

経営者がPRマインドを持つ

記者の立場からすると、経営者自身の生のを声を聞いてそれを記事にしたいと考えるもの。
PRは成長の促進剤であり、経営者がPRマインドを持つことで成長スピードは格段に上がる。

問い合わせがあったときはレスポンスはとにかく早くする、OKとNGははっきり伝える、アンテナを高くして情報が入ってくる仕組みを作っておく、普段からのリレーション作りといったことを心がけるようにしてほしい。


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