スティーブ・ジョブズの発明は色々ありますが、プレゼンテーション作成ツールのKeynoteもすごいなと思います。

彼自身のプレゼンテーション能力もすごいのですが、やはりツールで美しいものを作れるようになってるなあと。

数多くのピッチを聞く機会があり、皆さん話し方やKeynoteの作り方もかなり上手ですが、投資する人が聞きたいポイントが抜けちゃってることがあるのでまとめてみました。

ここでは5分ピッチをする場合でまとめてます。そもそも5分じゃ全てを伝えきるのは難しいこともあるので、少なくとももう少し話を聞いてみたいってなるようにしないとですね。

1. 共感(30秒)

あなたのサービスは何らかの課題を解決するものなのか、あるいは何らかのエンターテイメントを提供するものなのか、どちらでしょうか?

課題解決型であれば課題(pain)の共有、エンターテイメント型であれば楽しさ(fun)の共有をする必要があります。

加えてただ単に「こういう問題がある」「こういうことは楽しい」と言うだけではなく、まずはここで聞き手である投資家に「そういうのあるな」って共感してもらわないといけないです。

「こういう経験はありませんか?」という問いかけをすると共感してもらいやすくなります。

2. ソリューション(3分)

1.で共感してもらった課題や楽しさを、どんなサービスで解決するのか、あるいは実現するのかを説明するパートで、ここが一番重要なパートです。

具体的にどういう形で解決していくのかということを説明するので、動くものがあればデモしたほうがいいですね。

通信環境の問題で上手くデモが出来なかったりということもあるので、ビデオを撮っておいたり、スクリーンショットの貼付けでもいいと思います。

もしあなたのサービスに競合がいるのであれば、その比較も必要で、例えば驚くほどに簡単になる!とか驚くほどに早く出来る!とか、そういう”驚くほどに”というのをアピールしましょう。

3. ユーザー獲得(30秒)

どんなに素晴らしいサービスでもユーザーに使ってもらえなければ意味がありません。

最初のマーケティングはどういうことをやってユーザーを獲得していくのか、なぜユーザーは使ってくれるようになるのか、ということを説得力を持って説明するのが大事です。

僕らはよく「このサービスは自己増殖するんですか?」という質問をしています。

単にtwitterやfacebookに共有するだけではなく、教えてもらった人がやりたくなるようなところが何かがポイントです。

とはいえ、ここは実績で説明するのが一番わかり易いところでもあります。

4. ビジネスモデルとマーケット(45秒)

どうやってビジネスするのか?も簡潔に説明する必要があります。

「やってみたいからやる」もありですが、「お金になる」イメージを持ってもらわなければ投資家も投資したい気持ちにはならないので、昨日のエントリーにも書いたように突き詰めて考えたものを説明することが大事です。

また事業価値が大きくなるんだというイメージを持ってもらうためには、対象とするマーケットのサイズがどういう規模があるのかというのも説明し、どれくらいのシェアを取るつもりであるということも必要です。

まだ誰もやったことがないビジネスで市場規模が分かっていない場合でも、分かっている市場規模から説明する方法はいくらでもあります。

既にサービスが始まってるのであれば、ここまでに達成しているKPIの数値(ユーザー数etc.)もここで説明します。

5. チーム(15秒)

どんなに素晴らしいアイデアでもそれを実現するのがどういうメンバーなのか、本当にできるのかというのも投資家が知りたいところです。

もちろんやろうとしているサービスに関わる経験があるのがベストではありますが、なぜ自分たちならこのサービスを成功させられるのか、というポイントで説明すればOKです。

最後に

限られた時間で説明するというのは、説明しなければいけないことにそぎ落とす必要があります。

ですが、上に書いた5つのポイントは最低限外さず説明してください。

もちろん、これだけで十分ではないので、想定される質問のためのスライドも忘れずに。
(想定通りに行かないとしたら何が原因ですか?そのときにはどうしますか?というのは典型的な質問です。)

括弧書きした時間配分についても一言。

30秒であなたはどれほどしゃべれると思いますか?

ゆっくり話すプロのアナウンサーで、1分あたり400字強、久米宏さんのような早口であれば500~600字くらいだそうです。

そう考えると30秒で説明できる文章はせいぜい250字程度だと思います。

伝えたいことをどのくらいの文字量で考えればよいかの目安になるので参考にしてください。

後、ぶっつけ本番でしゃべるのではなく、出来るだけ練習しましょう。



MOVIDA JAPAN株式会社では、世の中を変えるようなサービスを作るスタートアップを支援しています。
我こそはという方は是非アプリケーションからコンタクトしてください!

↓↓詳しくはこちら↓↓
http://www.movidainc.com/application