先週のMOVIDA SCHOOLはVoyage Groupの宇佐美さんでした。
アクシブドットコムとして創業し、ECナビを経て現在の商号はVoyage Groupとなり、現在は海外拠点を含めて社員数も320名まで成長しています。
ECナビなどのメディア事業を中心に、最近はアドテクノロジー事業で成長しているそうです。
宇佐美さんにはご自身の起業経験についてお話ししていただきました。

上手くいったこと・いかなかったこと

上手くいったこと

様々なメディアに取り上げてもらうことができ、取材が次の取材を呼ぶといった効果もあって、サービスがきちんと出来ていないのにも関わらず知名度があった。
その結果として、露出を通じて優秀な学生やインターンが集まり、資金調達も上手くいった。

当時ネットエイジに間借りしていたがすごく「眺めが良いところ」にいた。当時はmixiの笠原さんだとか、fringe81の田中さんだったり、GREEの田中さん、山岸さんも出入りしていたり、その後成功するインターネットの会社の人たちと一緒にいれたのが良かった

自分の能力の限界を知り、共同創業者とやったことはすごくよかった。
とにかく事業計画通り上手くいかなかったのだが、一緒にやっていた共同創業者と自分のアイデアそれぞれをやっていたが、共同創業者のアイデアに集中することで乗り切ることができた。

資金調達を早め早めに行ったことで資金繰りに苦労することなく事業に集中できた。
時価総額を上げすぎないのも良くて、その後のネットバブル崩壊の不況時に次の増資や資本提携ができた。

ビジョンをこだわりすぎていなかったことも良くて、まったく違う事業へスムーズに転換することができた。

プライドはまったく必要なくて、上手くいっている競合サービスを徹底的に調べて真似したのも良かった。
アメリカのサービスを取り入れてやってみたが上手く行かず、競合がサービス自体はいけていないように見えるのにビジネスは上手くいっていた。
海外のサービスを真似ただけでは足りなくて、売れてる競合のやり方を徹底して真似ることにより、売れる商品にすることができた。

上手くいかなかったこと

当時は採用へのこだわりを今ほど持ってなかった。
戦略や戦術をきちんと考えていたが、あまり人やカルチャーを重視していなかった。
戦略や戦術は上位にあると考えがちだが、結局、人やカルチャーがしっかりしていないと戦略や戦術も意味を成さないということを学んだ。

複数の事業に取り組んでしまってリソースを集中できなかった。
今でもいろんな事業を作る事業開発会社と言っているが、何でもかんでも取り組むというのはなく考えて取り組まなければならない。

本当に大きな失敗は、何かチャレンジしてうまくいかなかったことではなく、むしろ何かをやらなかったことの失敗かなと思っている。

次に起業するとしたら気をつけること

良いチームを作ること。

自分よりも優秀な人を採用するという気構え。
トップが採用に関して完全にコミットすること。
枠を飛び越えて自分で動ける人を採用する。
カルチャーフィットは大事。
スタートアップにとって人は重要な成分なので、そこで妥協してはいけない。

pivotも前提で成長市場で事業を考えること

大きな成長市場を狙うこと。
下りのエスカレータでどんなに頑張っても上に上がれない。
上りのエスカレーターに乗るべき。
夢と志、そして周りを熱くさせる情熱が必要

これからの起業家へ

受託は極力やらない

受託を否定しないが、成長企業を目指すのであれば受託は極力やらない。
労働集約やるんだったら、資金調達してでも自社サービスを。
生き残るためにはしょうがない時もある。
それは「生き残る」為であることを忘れてはいけない。

柔軟に環境変化に対応する

粘り強くやり続ける。
しなやかにしたたかに。

運の良さそうなひとを見つける

プラスのエネルギーを持っている人と付き合うことで自分の運気もプラスになる。
そういう人の行動を真似してプラスの空気を創り出す。

自分にあったメンターを見つける

誰でも良いわけではなくて、自分が信用できる人であることが必要。
ジジ殺しになって、何でも相談できる関係値を作るべき

情報発信力、ソーシャルメディア活用力

経営者の情報発信力、ソーシャルメディア活用力は大事。
ブログとか自分の考えをきちんと発信していくと採用にも良かったりする。
98年くらいにメルマガやっていて、いろんな人から問い合わせが来て仕事になったりしたので気付いたのだが、経営者の発信力はスタートアップにとって非常に重要である。

メディアとのリレーション、広報力

メディアとのリレーション、広報力も大事。
最低でも月1本のプレスリリースを打つ。
でも実力以上の広報はメッキが剥がれてしまうので、実力との乖離が大きくなりすぎないようにするのが大事。

創業マジック

創業時のマジックがきくのは2年間と考えるべき。
結果が出なくても社員も頑張り続けれるのは1年〜2年が限界。
ここまでに成長の実績を作る。

社長の器

社長の器が会社の器である。
器を大きくするには、歴史を学ぼう!
「ローマ人の物語」(塩野七生著)がオススメ。
インターネットも電話もない時代に、言語も宗教も違う人達をどのようにマネージしていたかは連結経営に似ている。
リーダーシップも学べる。

最後に

全てに対して誠実に。
誠実さというのは非常に大事だと思っていて、取引先やユーザー、社会に対してもそうある必要があると思っている。
何か陰口・悪口などを言われるのは、自分に非があるからで、誠実であればそういうコトは起こらないと思う。


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