先週のMOVIDA SCHOOLは事業構想大学院大学で教鞭も取られている江端さんでした。
江端さんは新卒で伊藤忠商事に入社し航空機リース事業を担当後、スタンフォード大学でMBAを取得してデジプリを創業。
留学当時にまだ黎明期であったインターネットと出会い、急速に普及し始めていたデジカメで撮った写真を印刷したりインターネットで保存できるようにするサービスを起ち上げ、その後売却。
日本コカコーラでインタラクティブマーケティングを立ち上げ、現在は日本マイクロソフトの執行役員に転じています。
江端さんの起業体験を中心にお話いただきました。

日米双方のカルチャーを知る

小さい頃から米国と日本とを行ったり来たりする環境で育っていた。
中学生の頃にパソコンに出会い、プログラミングにもはまったオタクだった。

言語そのものに思想の違いがあると思う。
日本語は語尾で肯定・否定を言い分けることができるが、英語は最初に肯定なのか否定なのか主張を決める言語。
どちらが良い悪いではないが、空気を読みながら使い分ける日本語と最初に主張してその主張を補足していく英語のそれぞれを自然と経験できていたのは良いことであった。

また、ディベート文化というものも非常に良かった。
例えばオリンピックが好きか嫌いかという議論を、本当は好きであっても嫌いの立場で議論するといったことだ。
どんな立場であっても自分の立場を正当化することが求められ、思考の切り替えをどんどんやる必要がある。
これは交渉事に非常に役に立っていると思う。

起業と事業売却

スタンフォード留学時代にインターネットに出会い、また西海岸の起業文化に触れたことで起業したいと96年当時に考えていた。
インターネットの出現により世界初のサービスで勝負ができると感じ、当時考えた2つの事業のうちの1つであるデジタル写真のプリンティングサービスで創業した。
(もう1つのアイデアはインターネット上の個人コミュニティで今でいうSNSのようなものだが間違いなく当時では早すぎた。)
当時、デジカメが普及してる時流にものり順調に売上を伸ばしていたが、ITバブル崩壊があり上場を延期することになり、結局は事業売却した。

売却について思うことは結局のところ自分がそのまま経営する場合と比較して、売却先企業のリソースを活用することでどれだけサービスを伸ばすことができるかが重要で、仮に売却先とのシナジーが大きく、より成長することが出来ると考えれば売却したほうが良いと思う。

デジタルマーケティングの立ち上げ

その後、ヘッドハンターを通じて外資系のコカ・コーラからインターネットマーケティング部隊の立ち上げのオファーがあった。
最初に言われたことは「とにかく中に入ってから考えてくれ」ということで、これは大企業のリソースやブランドを使いながら起業をするようなものではないかと感じてチャレンジすることにした。

当時はMNPが始まるところでケータイのビジネスにおいて公式サービスが廃れてオープンなサービスが流行るだろうという読みがあった。
そのなかでも中高生の半分くらいが使っていたモバゲーに注目、タイアップした企画を仕掛けたところ大成功。
世界的にコカ・コーラで若者向けのマーケティング施策をデジタルシフトしていくという課題があり、そこに先進的に取り組むことができた。
昔ははがきにシールに貼って応募していたが、Webサイト経由でシールの情報を送って応募して、もらえる景品もデジタルで配信される音楽という、完全にデジタルで完結するキャンペーンなどもやった。
今では他社でも増えているが、企業が運営するコミュニティとしては最大規模となっているコカ・コーラパークをスタートし、初年度から300万会員を獲得するなど成功をおさめることができた。

ベンチャーの良いところ

大企業とベンチャーと両方を経験して感じることは、ベンチャーの一番良いところは自分たちで世界を変えていけるということだし、サービスを使ってもらった人に喜んでもらえることだと思う。


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