11月8日(金)に開催させていただいたMOVIDA JAPAN DAYについて振り返りをしておこうと思います。
まずは当日Closed Eventの”Demo Day”並びにOpen Eventとして開催したMOVIDA Nightの”Debut Day”にご来場いただきました皆様に御礼申し上げます。
また、当日は40人以上の方にボランティアでイベント開催のお手伝いも頂きました。 こちらにも併せて御礼申し上げます。

お陰さまで満員御礼でした!

お陰さまで満員御礼でした!

今回は初の終日イベント且つ一般向けに一部Openにしたりと過去と比較して大きく変更したので、反省点も多いのですが、順番に書いてみます。
(多分長くなります、笑)

なぜやっているのか?

まずはここから書くことにしますが、Demo Dayイベントそのものの位置づけは第1回より投資家や事業会社における新規事業担当者とのマッチングの場としています。
今回は招待制のClosedイベントのDemo Dayに加えて、夕方からは一般の来場者、主には起業家志望の方にも参加可能なOpenイベントのDebut Dayを開催しました。

【Demo Day】
招待制のDemo DayについてはProgram自体を本家のY Combinatorを参考にして作ったこともあり、最後のピッチの場を作ろうと考えて作ったのですが、VCの質も量も比較にならない日本において同様の仕組みがまわるとは考えておらず、むしろ事業提携の可能性を見つける場として事業会社の新規事業担当の方を積極的にご招待しています。

PlugAirのデモをするBeatroboの浅枝さん

PlugAirのデモをするBeatroboの浅枝さん

あくまでそうしたビジネスマッチングを想定しているので、過去のMOVIDAのDemo Dayではピッチコンテストにはせず、参加者と登壇者が質疑応答も含めて意見交換可能な場を如何に創り出すかを課題にしています。

マッドサイエンティストの雰囲気で会場を圧倒した白ヤギコーポレーションのDr.柴田さん

マッドサイエンティストっぽい雰囲気で会場を圧倒した白ヤギコーポレーションの柴田さん

第1回は参加者が質問しにくいのではないかと考え、メディアの方には何故参加できないの?とずいぶんお問い合わせ頂きながらもメディアの方を招待しませんでした。
第2回からはメディアの方も招待させていただいているのですが、サービスとビジネスを別々にピッチしてビジネスピッチの後にQ&Aセッションを設け、会場を四分割することによりスモールグループで質問しやすくするといった工夫をしていました。

当日の評価も高かった4期生flierの大賀さん

当日の評価も高かった4期生flierの大賀さん

今回はサービス・ビジネスを同時に説明する形式にして、個別ブースを設けてランチミートアップ・ドリンクミートアップという形態にチャレンジしたのですが、毎回改善を試みるもベストの形態というのはまだ見つかっていないというのが本当のところです。
(スモールグループじゃないとやはり質疑は活性化しなかった、個別ブースのミートアップ時間は個別ブースにいない人には若干間延びした時間になった、などなど。)

個別ブースで質問を受けているマスカチ

個別ブースで質問を受けているマスカチ

一方で、登壇スタートアップと参加企業のビジネスマッチングに関して言えば、最初のきっかけとしては過去に比べて機能していたと思うので、今後フォローアップしていきたいなと思います。

当日はTVの取材も入っていました。取材を受けているのはALTR THINKの森口さん

当日はTVの取材も入っていました。取材を受けているのはALTR THINKの森口さん

【Debut Day】
今回初めて開催したのがDebut Dayで、これは過去のプログラムでも出ていた課題としてDemo Dayに出場させるクライテリアをクリアしないスタートアップに対して何らかの機会を与えられないか?ということで考えたものです。

ドリンク付きの有料イベントでしたが、こちらも一般来場者で満員御礼!

ドリンク付きの有料イベントでしたが、こちらも一般来場者で満員御礼!

ビジネスマッチングの場に送り出すにはまだ未成熟ではあるが、一般ユーザーに対してサービスを紹介するイベントであれば良いのではないかと。

Debut DayのトップバッターでプレゼンするEigoooのPeter

Debut DayのトップバッターでプレゼンするEigoooのPeter

一般ユーザーに評価されるので当然に「あれは使う/使わない」という主観的評価を受けることになるのですが、これはこれで非常に大事なフィードバックの機会になるだろうと考えました。
分かりやすい演出のためにコンテスト形式にして参加いただいた方に投票していただくのが最大のフィードバックになるので、審査員による審査ではなくオーディエンス賞を設けさせていただきました。

一番会場の評判が良かったピッチはスポンサーPRしてくれたベネッセの永田さんでした(笑)

一番会場の評判が良かったピッチはスポンサーPRしてくれたベネッセの永田さんでした(笑)

Openイベントでしたが参加者のほとんどが将来的に起業する、あるいは起業したいという人たちが参加していて、MOVIDAのProgramを理解してもらう広報的なイベントとしても位置づけたのですが、そちらにも一定の成果が得られたと実感しています。

トークセッションの写真が見つからない!こちらはDemo Pitの様子。

トークセッションの写真が見つからない!こちらはDemo Pitの様子。

一つの反省点としてはDemo DayとDebut Dayの位置づけが明確に違うにもかかわらず、一般参加された方にDemo Dayを期待させてしまったことがあります。
が、一部辛辣なコメントを頂くことにより、現時点でのレベルをスタートアップ自身がきちんと把握する機会となったのであれば、それはそれで良かったと考えています。 大事なことはスタートアップ系イベントが増えていく中で、きちんと立ち位置を分かりやすくさせないといけないなということに改めて気付けたことだと感じます。
(講演やパネルディスカッションをやらないようにしていたり、Demo Dayをピッチコンテストにしなかったりしているのですが、そういうコトをきちんと明確に打ち出す。)

Demo Day登壇のクライテリア

今回、前回までと違って試したことの一つに過去の登壇企業も含めたことです。

第2回に登壇したvivianeの田辺さん。スマホアプリを出してから急成長中

第2回に登壇したvivianeの田辺さん。スマホアプリを出してから急成長中

これまでの問題点の一つにアイデアもよく、ピッチも上手くて来場者からの評価は高いものの、実際のプロダクトやサービスが未完成であったため、その後につながらないというケースがあります。
第1回目のtrippieceのようにオプトさんと直ぐに資本業務提携にいったケースもありますが、それもやはり具体的にサービスが開始できていて最初のtractionが出来ていたからということに尽きると思います。
ビジネスマッチングの場として考えるならば、過去の登壇企業であっても参加企業とのマッチングに調度良いタイミングであれば出場させようとしました。

前回登壇したMiCHiの中崎さん。毎月200%の成長率で売上が伸びている

前回登壇したMiCHiの中崎さん。毎月200%の成長率で売上が伸びている

また、進行中のプログラムから参加させる企業についてもプロダクト・サービスがリリースできていることを最初の足切りにしました。
その観点で言うと間に合っていたのはflierのみで、ALTR THINK(暇スイッチ)、マスカチ(aorb)、Indigo Galaxy(iLegend)、白ヤギ(Bizzlio)の4社は結果的に当日までにリリースは間に合いませんでした。

iLegendのプレゼンをするIndigo Galaxyのパンさん

iLegendのプレゼンをするIndigo Galaxyのパンさん

しかし、彼らのサービスはユーザーが使ってくれれば爆発的にユーザー数が一気に伸びる可能性のあるサービスで、プロダクトがリリースされていない限りその評価は主観的に「使う」「使わない」でなされてしまうものですが、こういったものを発掘してくるのはSeed Acceleratorにしかできないのではと考えて、思い切って登壇させました。

aorbをプレゼンするマスカチ池田さん。直前に最も伸びました

aorbをプレゼンするマスカチ池田さん。直前に最も伸びました

個別相談ブースには興味を持った方がたくさん来てくださったようで、一定の結果にはなったと思います。

Seed Acceleration Programについて

長くなりましたが最後に我々のSeed Acceleration Programについて説明したいと思います。
当日冒頭に説明させていただきましたが、MOVIDA JAPANではビジョンとして 『2030年までにシリコンバレーに負けないスタートアップエコシステムを東アジアに作る』 を掲げていて、その実現に向けてSeed Acceleration Programを始めています。

毎度おなじみのエコシステムの図

毎度おなじみのエコシステムの図

シリコンバレー駐在でのベンチャー投資、帰国後に国内スタートアップ案件を担当し、自ら経営者としてスタートアップに関わる中で、日本におけるそのエコシステムの脆弱さを何とかしたいと思い続けていて、志を同じくする泰蔵と一緒に始めることにしたのはこれまでも何度か書いている通りです。
成功件数を増やすことで人もお金も循環する仕組みを作ることがエコシステムには必要ですが、成功の数を増やすためにはそもそも起業の件数を増やさなければいけないのです。
シリコンバレーにおいては年間17,000社を超える創業があり、12,000社以上が廃業していきますが、継続するスタートアップが、あの地域だけでも毎年5,000社程度生まれ続けています。
日本においても同様に件数を増やすことを目指したものがSeed Acceleration Programになります。
裾野を広げることこそがまず最初にやらなければならないことであり、第1期〜4期の募集を通じて一定以上の成果が出てきていることを実感しています。
それは最初の頃よりも原石状態のものが多くなってきているということで、だからこそこれまで持っていなかったシェアオフィスを始めていたりするわけで。
第5期に関してはさらにプログラムをパワーアップさせることで、次回のMOVIDA JAPAN DAYにより素晴らしいスタートアップを紹介できるように頑張りたいと思います。

登る山は高い!

登る山は高い!

 


MOVIDA JAPAN株式会社では、世の中を変えるようなサービスを作るスタートアップを支援しています。 現在第5期のプログラム公募を絶賛受付中です!! ↓↓詳しくはこちら↓↓ http://www.movidainc.com/programs/5th/