新年明けましておめでとうございます!
年が明けて最初のエントリなので、今年の展望的なことを書こうかなとも思ったのですが、最近少し感じていることについて書くことにします。

資金調達環境に関して言えば、リーマンショックの前年の2007年にサブプライム問題から特に金融系ベンチャーキャピタルの投資が少しずつ絞りこまれ、2008年のリーマンショック以降はスタートアップ冬の時代とも言える厳しい環境になっていました。
2年くらいはスタートアップ(当時はあまりそういう言い方もせずにベンチャーと言っていた気もしますが)にとっては雌伏の期間で、2010年くらいから現在につながってきているスタートアップブームというか盛り上がりになっていると思います。
昨年は億以上の金額を集める資金調達も増え、2桁億の調達も数件あったのですが、このあたりの捉え方についてに違和感があるというか。

億単位の調達で言えば、2007年以前には初回のVCからの調達で1億円以上を集めることもあったので、どちらかというと元に戻っただけなんじゃないかなと思うわけです。
調達金額が大きくなるということは当然にValuationも上がっていくわけなので、これをバブルの始まりと捉える向きもあるわけですが、賢い投資家は当然に高値掴みをしないようにするわけですし、むしろ起業家が調達した金額を正しく事業に投資して成長させられるのであれば、Valuationは妥当なものになるわけで投資家はそちらを後押しするほうが良いだろうなと思うわけです。

リスクマネーが流れてきているのは非常に良いことでValuationが上がってしまうのは、件数が足りていないからというようにも思うのですよね。
良さそうに見える案件が少ないので、そこに投資家が集中することでValuationが上がってしまうという現象はあると思います。
その起業家を増やそうということでプログラムを始めているのですが、まだまだなので裾野を広げる活動をもっとやらないとなと。

起業家の数を増やすということも非常に大事ではあるのですが、最近感じるのはもっと目線を上げていかないとなということです。
資金を投資家から調達するというのは以前のエントリでも書いていますが、急成長を目指すために調達するわけであり、その時に具体的にどのような市場価値になりたいのか、それが妥当とされるような売上・利益はどれくらいなのかということを実現するためのものだと思います。
日本の場合は早期の黒字化を目指しすぎて国内に事業を集中させたり、大きなスケールを短期間で実現することすら考えていないのではということも多くないかなと。
TechCrunchのこの記事で紹介されていましたが、シリコンバレーの成功している企業の平均的な調達額はUS$41Mで、超大型IPOで話題になったfacebookはUS$2.3BをIPO前に調達して(これが上場価値でもないところがすごい)、IPO時点では市場からさらにUS$18.4B(楽天の時価総額と同じくらいの金額)を調達してたりして、こういった数字をもっと知っているべきではと思うんですよね。
学生向けに昨年話す機会があったときに、具体的にスケール感を掴んでもらうためにまとめたのがあるので貼っておきます。

Appleは企業価値50兆円になっていますが、とするとどういう従業員規模で売上・利益はどうなのかとか参考になると思います。
手堅く堅実にビジネスを起ち上げることを否定するわけではありませんが、どうせやるなら世界で戦ってNo.1になり唯一無二の存在になるようなことを目指したほうがワクワクするはずです。

2014年はより大きな志をもった起業家が生まれるように裾野を広げていき、より大きな事業を構想することをスタートアップ業界全体が志向するムードを醸成していきたいと思います。
10億円の資金調達がスゴイとかを話題にするのではなく、その10億円を使ってどんな世界が実現できそうなのかを話題にするように目線を上げていきましょう!

伊佐山さんのこの本は是非読むべきです!


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