年明け初回、Lean Startup Japan和波さんのMOVIDA SCHOOLまとめです。
現在和波さんはアーリーステージの起業家支援、大企業向けの新規事業開発のコンサルティング、そして国立琉球大学ベンチャー起業講座コース設計兼講師などを通じLean Startupの考え方を普及させる活動されています。
Lean Startup再入門というテーマでお話頂きました。

起業家を必要なのは知識ではなく意識

18~22歳という多感な時期の学生にスタートアップすることを教える際に必要なのは、知識を与えるという行動ではなく、彼らの意識を変えていく、意識教育が大切であると言われている。
起業家は、自身そして先人たちの失敗の経験則に学び、それを回避するためのあらゆる手段を自ら考え抜いていくことが必要である。

シリアルアントレプレナーを増やす

世界にはシリアルアントレプレナーと呼ばれる、起業に何回もチャレンジしている起業家が沢山いる。
ビジネスだけではなく、起業家自体が成長すれば、ビジネスを立ち上げる能力がつき、2回目、3回目の起業の際に成功する確率があがる。
起業家の人口を増やす事も社会的意義があり大事だが、一人あたりの起業回数を増やすことの方が重要だと考えている。

再チャレンジしやすい社会に

スタートアップが失敗するのは当たり前である。
だからこそ、社会にはそれを受け入れる仕組が必要である。
Lean Startupを理解する企業が増えれば、Lean Startupを用いてビジネスを立ち上げた経験のある起業家は、企業からみても価値のある人材と認識される。それにより、人材の循環システムが形成され、再挑戦しやすい環境が構築されていくのではないかと考えている。

Lean Startupとは?

Lean Startupとは、やりたいことに対してやりかたとはかりたを作るプロセスのことである
まずは、やりたいことを言語化するところから始める。
自分たちではわかっていないケースがほとんどで、何度も何度も反復して言語化することを繰り返して正しい言語化ができるようになる。
ビジネスをとりまく状況は往々にして、刻一刻と変化していくものである。
フィードバックループ、仮説検証、MVP(実用最小限プロダクト)、ピボット、スモール・バッチ、顧客開発などの方法を利用し、都度都度適切なKPIを設定するべきだ。
さらにそれを明確に測定する方法を見出すことで、やりたいことの実現可能性を高めていく。
刻一刻と変わるやりたいことに対し、その状況をしっかりと観察して最善のやりかたとはかりかたを柔軟に設計していくのがLean Startupの教えだ。

失敗の経験則から学ぶ

今まで、成功者が書いた成功体験に関する本は数多くあったが、一般的に成功の経験則は十人十色である。
しかしながら、失敗の経験則にこそ共通するものがあり学ぶべきことがある。
エリック・リース氏の『リーン・スタートアップ』とスティーブン・ブランク氏の『アントレプレナーの教科書』は失敗の経験則について述べた本で同じやり方で同じ失敗を繰り返さないことが書かれている。
失敗の経験則とは「成功する前に資源を使い果たしてしまう」ことである。

スタートアップの三大資源

一般的に企業の三大資源は、ヒト・モノ・カネと言われている。
しかし、スタートアップの最大資源はお金・モチベーション・サポートである。
これらの資源を極力長く保ちなるべく早く成功へと導くための手法がLean Startupだ。

ビジネスをやる上で、『思い込みを捨てて顧客から学ぶ』ことが大切であるが大きなジレンマである。
なぜならば、思い込みこそがモチベーションの源泉になっていてるので、起業家はこの思い込みの強さとモチベーションの強さを心の中で葛藤させて、思い込みを捨てていかなければいけないからだ。
起業家は、ビジネスを成功させることをいつでも優先しなければならないので、思い込みを一旦捨てたとしても自分のモチベーションを維持することができる状態まで、起業家としての意識をもっていく必要がある。

やりたいこととマーケットニーズの交点を見つける

やりたいと思っていることは、ほとんどが思い込みであると理解したほうがいい。
自分の頭の中に思い描いていることをいかに具現化するよりも、マーケットが想像できる範囲でいかにそれが欲しいと思わせるか大事。
思いをいくら具現化できたとしても、マーケットから見て認識されなければ意味はない。
思い込みを捨て、顧客からのフィードバックに従ってプロポジションを修正することが求められる。
マーケットニーズと、自分の頭のなかにあるやりたいことの交差点を見つけていこう。

真のフィードバックを重視し、仮説検証を繰り返す

アイデアを形にしていくプロセスとして大切なのは、徹底的に無駄を排除して実験と検証を繰り返すこと。
無駄がないと思える状態をいち早く作り上げるという気構えも必要不可欠。
友達からもらえるような自分の都合の良いフィードバックに惑わされず、自分のビジネスの顧客から得られる真のフィードバックのみを重視する。
嘘で固めた仮説検証は意味がなく時間の無駄である。
アイデアから構築、製品、測定、データ、学習、そしてアイデアへといったLean Startupの循環を強く頭に刻み込むことが大切だ。

アイディアの実現と継続にこそ価値がある

クラウドやモバイルといった環境の変化がLean Startup普及のきっかけになった。
90年代後半から2000年代までは、Webサービスを始めるためにはIBM,MS,HP,Sunといった大企業の高額のソフトとハードを購入する必要があり、莫大な初期費用が必要だったが、今やこれらの費用はほぼ無料になり、初期費用を抑えてビジネスを始められるようになった。
このようにアイデアの実現にコストがかからなくなったことで、アイデア自体の価値はなくなった。
事業アイデアがフリーマーケット化していると言えるのではないか。
アイデアの実現と継続に価値がある時代なので、アイデアを磨くことに時間を費やすのではなく、作り始めることに時間を費やすほうが成功の確率が上がる。この事こそが、Lean Startupが必要とされる理由。

スタートアップがやるべきことは、お薬ではなく病気を作ること

どんなに良いお薬を作ってあげても、マーケットがその病気の存在に気づいていなければ、その薬は存在していないのと同義である。
薬という解決策を提示するだけで、その薬が何に効果があるのかを明確に提示していなかったり、そもそも顧客がその薬の必要性に気づいていないという事が往々にしてある。
例えば、最近寝起きが悪いなと感じている人は、翌日の寝起きが良ければいいなと毎日願うだけである。
しかし、友人から『それって睡眠障害なのでは?病院にいけば治るよ。』と言われた途端に、病院に行き、薬を買うであろう。
つまり、ユーザーが気づいてないニーズは明確にしてあげることで顧客に変えることが出来るのだ。
顧客開発とは顧客自身もまだ気づいてないニーズを明確にしてあげることも含んでいるのである。


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