昨年から特にその傾向が出てきているなと思うのですが、個の力をempowerして稼ぐことを可能にするサービスが盛り上がってきているなと。
インターネットが普及しただけではなく、ソーシャルサービスが普及したからこそcrowdの力を借りたい人とのマッチングができるようになったということもあると思います。
こういう”インターネットなかりせば”なサービスは非常にいいなーと思っています。
以前MOVIDA SCHOOLで橋本さんが紹介してくれた話で、

  • 高等教育を受ける人々が急増したこと
  • 知識分配メカニズムとしてのインターネットの登場
  • 複数の能力を身につけた労働力が専門性の高い労働市場で能力や教養を生かし切れず充実感を得られないでいること

などの要因によってクラウドソーシングが可能になってきたというJeff Howeの本の話がありました。
特に2番目の要因はインターネットにソーシャルが掛け合わさることによって知識分配の仕組みが作り易くなったんだと思います。
いわゆるC2CとかC2Bとか(Cというより個人なのでPのほうがよさそうですが)と表現されるサービスですね。
主に日本のサービスで個人的に注目しているサービスを紹介してみたいと思います。

クラウドソーシング系

最近破竹の勢いで今日もYahoo!ジャパンとの提携を発表したクラウドワークスランサーズなどが有名ですね。
フリーランスの人が仕事の案件を見つけて、そのまま受託することを可能にしているサービスですが、組織に属していない個人に対して案件を紹介しているプラットフォームですね。

まとめ系

nanapiNaverまとめといったライティングに特化したクラウドソーシングサービスも、記事を書くことでお金を稼ぐことができるようになっていますね。
これはプラットフォーム事業者が個人の成果に対してお金を支払うことになっています。

スキル販売系

ワンコインで自分の持っているスキルを販売できるココナラや自分の持っているスキルでプライベートレッスンを開くことの出来るStreet Academyなどがあります。
今までも草の根的に自分の友だちに料理を教える人とかいたと思うんですが、友人以外にも教えるようなことって生徒募集のコストがすごく高かったのが、インターネット使えば劇的にコストを下げられるということで実現可能になってきた気がします。
個人間取引をマッチングするサービスなのでプラットフォーム事業者がどの段階で受講料のトランザクションを発生させるかというのが生徒側から気になるところかもですね。
昨年Good Design賞を受賞したCyta.jpは生徒が習いたいものを探すのがメインになっていますので、少し違うサービスですが、コーチの選定はプラットフォーム事業者が行っていることで生徒側からの安心に使える仕組みなっています。

オンラインサロン系

SynapseGrow!といった個人を支援するコミュニティを作ることの出来るサービスもあります。
コミュニティを開設するのは必ずしも個人ではないですが、一定以上のファン層を獲得できるような個人、特にネット上で人気のある人であれば、このようなコミュニティを作ってオフ会でコミュニケーションを活性化させることに使えて、且つ、支援を受けられるような仕組みになっています。
月額会費制というモデルなので、サロン開設者が提供するサービスがサポーターに対してきちんと提供されているかをプラットフォーム事業者が担保しなければいけないですね。

マイクロEC系

Stores.jpBASEといった簡単にオンラインストアが開設出来るサービスも、個人が自分のセンスでマーチャンダイズをやって稼ぐことを可能にしています。
個人が何でも売れてしまうというのは、それはそれで悪いものを売る人も出てくる可能性があるのでプラットフォーム事業者がそのあたりをモニターする必要がありそうです。

クラウドファンディング系

CampfireReady For?といったクラウドファンディングも個人をempowerすることが可能なサービスとして取り上げてもいいかと思います。
個人のプロジェクトに対して支援を募り、それによってプロジェクトを実現することを可能にするというものですね。
プロジェクトオーナーと支援者とをつなぐプラットフォームであるということが大事です。

他にもあるとは思うのですが、このあたりが今年更に盛り上がるかなーという気がしています。
個人をempowerするようなサービスはインターネットがあるからこそ出来るものがあると思いますし、そういったサービスを起ち上げるのは既存の事業者ではなく、やはりスタートアップであると思います。
一方で、新しくできる領域というものは常に新しいやり方に対する顧客・利用者の不安を如何に取り除いて、サービスを活性化させていくかということが大事で、きちんと起ち上げないと変なところからの横槍、例えば行政からの規制を受けて市場の拡大スピードが鈍化するといったことも起こりうると思います。

個人でやれるということは、きちんとやらない人も出てくるかもしれない

ということをプラットフォーム運営者は頭に入れておく必要があり、サービスを運営する上では利用者が不満や不安に思うようなところをきちんとケアするのが重要です。
欧米では「自己責任」というものが顧客・利用者にも当り前な意識であるのですが、日本の場合は顧客・利用者が未熟で「自己責任」で片付けられないことが多く、むしろプラットフォーム事業者が面倒みるべきでしょう。
スタートアップがとり組むべき領域であるので、しっかり顧客・利用者視点での運営をして欲しいと思います。


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